ロゲインとは

地図と磁石(コンパス)を頼りに、広範囲の地域で長時間(選手権レベルになると24時間!)の制限時間にどれだけたくさんのチェックポイントを回り、チェックポイントに与えられた得点をいかに多く獲得するかを競う競技ですが、今回は街中で4時間のショートタイプの開催ですのでだれでも楽しめる設定となっています。

本格的ロゲインですと、登山道やハイキング道など人里離れた山や森のなかを舞台に走りまわりますが、初心者にも安心してロゲインの魅力に親しんでもらおうということで街中のロゲイン「シティ・ロゲイン」が最近あちこちで開催されるようになりました。街中なら迷っても安心だし、最終手段でバスや電車でゴールまで戻ってくることも可能です。ただし、車や自転車、歩行者も多いので、交通ルールを守ることが非常に大切になります。

 また、あちこちにコンビニや自動販売機もあるので、プリペイドカード一枚持っていれば給水や食料を背中に背負う必要もありません。

さらに、チェックポイントにはフラッグを設置せず、主催者があらかじめ撮影しておいた写真と同じアングルの写真をデジカメで撮ってくることで通過証明にするという競技形態も一般的になってきました。ポイント位置を示す丸のどこかではなく、中心ピンポイントにたどり着けば、ポイント説明と同じアングルの写真が撮れます。ポイント番号の数字が得点になります。遠くや見つけずらいポイントは高得点となります。








これは昨年、世田谷区で開催された寅年ロゲインのものです。三角印がスタート・ゴール地点です。丸のどこかではなく、丸の中心にたどり着けばポイント説明と同じ写真が撮影できて、通過証明となります。

 ただし、ゴール時間に一秒でも遅れれば1分単位でペナルティーでマイナスされます。大幅に遅刻するとマイナス得点ということもありますので、ご注意ください。

 

 【シティ・ロゲインのコツ】

・縮尺を把握しよう
 使用地図の縮尺は15,000分の1、つまり地図上の1Cmは15,000Cm=150mです。学校のプールは25m×13mですので大きさの参考になるかも。

・磁北線
 地図の北は地図に真上ですが、磁石の指し示す北はそれからちょっとズレています。これを説明すると長くなりますが、要は磁石の指し示す北に向けて引かれている細い斜めの線を磁北線といい、1Kmごとに書かれています。1Kmを歩くとなると信号などで10分はかかります。これも目安になるでしょう。

・地図記号はご存じ?
 今、自分が地図上のどこにいるかを常に把握しながら進むのが一番のコツですが、それの大きな頼りになるのが特別な建物。地図記号を覚えていますか?

・地図は自分が進む方向が上になるように回す
 地図の文字が見えるように常に北を上に見る必要はありません。カーナビのように常に自分が進むべき方向が上になるように回して見るようにします。言い方を変えると、地図の北と実際の北(磁石の指し示す北)を合わせて見るということ。これを「正置」といいます。地図を見るときには必ず正置するのがコツです。

・現在位置を確認したところは親指で押さえておく
 自分が地図上のどこにいるかを常に把握しながら進むのが一番のコツといいましたが、パッと見た時にどこにいたのか分からなくなります(そんなことないよ、と思われると思いますがそれが結構あるんだなあ(^_^;) そのために、地図を小さく折りたたんで自分のいる位置を親指で押さえておけば地図を見た時にすぐにわかります。これを「サムリーディング」といいます。

・チェックポイントにたどり着いたら要注意!
 次のポイントに進むときは要注意。違った方向に進んでしまうことがあります。正置して進むべき方向を確かめることが大事です。

・遅刻はダメ、ゼッタイ!
 1分につき20点減点になります。ヘタするとマイナスになってしまいます。遅刻は絶対にしないようにしなければなりません。最初に遠いところの高得点のポイントを1時間30分かけて狙って、逆に1時間30分かけて戻りながらチェックして、残り1時間でゴールに近いポイントを巡って時間調整をするプランがいいと思います。そこで役立つのが磁北線。1Km間隔(歩くと10~15分)で描かれていますので参考になります。



 

 

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